スマートフォン(以下、スマホ)を持つ年齢層が年々、若年化しており、我が家の長女(小5)から「スマホが欲しい」とねだられました。
スマホの小学生の所有率は?
総務省の『平成29年通信利用動向調査ポイント』という資料を見つけました。この資料によると、6歳~12歳の携帯電話・PHS・スマホの所有率は30.3%となっていました。 この数値を見れば、うちの長女が欲しがるのも無理もないのかなと思いました。
必要要件の確認
娘にスマホでやりたい事をまずは聞き取りました。やりたいことは以下のようです。
- メール
- LINE
- Youtube
- 写真、動画を撮る
メール
Docomoのキャリアメールという手段もありますが、G-mailやフリーメールのアカウントを作ってあげればOKと思う。
LINE
電話番号があれば、アカウント作成可能。SMS(ショートメール)ができる必要があります。
Youtube
家の中(Wi-Fi)だけで見るように制限かければ、通信料は固定になる。旧機種(AndroidOSのVer4以下)等の端末だと再生にストレスがかかると思う。
写真、動画を撮る
一番難しい問題。動画はフルHD撮れれば不満は出ないと思う。
通信会社の選定
大手キャリア(Docomo,au,SoftBank)だと、色々シェアプランもありますが、結局家族のトータルを人数で割った場合、金額5000円以上/人になってしまうので、MVNO(格安SIM)の業者に選定しようと思います。LINEを使いたいという要望があるため、SMS付きSIMカード(音声通話は無し)に限定して調べてみました。
IIJmio
ドコモ回線(タイプD)とau回線(タイプA)の2種類があります。SMS機能付きの料金プランは以下の通りです。
タイプD (ドコモ) | タイプA (au) | 初期費用 | |
ミニマムスタートプラン (3GB) | 1,040円 | 900円 | 3,394円(タイプD) 3,406円(タイプA) |
ライトスタートプラン (6GB) | 1,660円 | 1,520円 | 3,394円(タイプD) 3,406円(タイプA) |
ファミリーシェアプラン (12GB) | 2,700円 | 2,560円 | 3,394円(タイプD) 3,406円(タイプA) |
※初期費用は、「パッケージ価格・初期費用」:3,000円と「SIMカード発行手数料」:394円(タイプD)、406円(タイプA)を合計した金額を記載。
※価格は全て税別表記
b-mobile
日本通信㈱が提供する格安SIM(MVNO)サービスです。MVNO事業をPHSでスタートして、日本のMVNO第一号事業者です。ドコモとソフトバンク回線に対応していますが、ソフトバンクはSMSに対応していないため、ドコモのみのSMS付きSIMに限定したいと思います。
190PadSIM SMS付きSIM(ドコモ) | 初期費用 | |
100MBまで | 320 円 | 3,000 円 |
1GBまで | 610 円 | 3,000 円 |
3GBまで | 980 円 | 3,000 円 |
6GBまで | 1,580 円 | 3,000 円 |
10GBまで | 2,320 円 | 3,000 円 |
15GBまで | 3,410 円 | 3,000 円 |
※従量課金制。料金月に実際に使用したデータ通信量に応じて確定し、翌料金月の初日に課金。
※データ量上限設定は3GB,6GB,10GB,15GBで制限可能。(初期設定は10GB)
※初期費用は「190PadSIM 申込パッケージ BM-PS2-P」の購入代金をもって支払い
※価格は全て税抜き
LINE MOBILE
あのLINEの格安SIMになります。今回は『LINEフリー』のプランについてですが、特長はLINEに関わるデータ(音声通話・トーク・画像動画送受信・タイムライン)の通信料がかからない点です。
プラン名:データSIM(SMS付き)
LINEフリー データSIM(SMS付き) | 初期費用 | |
1GB | 620円 | 3,400円 |
※初期費用は『SIMカード発行手数料』:400円、『ウェブ登録事務手数料』:3,000円を合計した金額を記載。
※価格は全て税抜き
番外編:Y!mobile
テレビCMも積極的に行っているので、名前は耳にしたことがある方も多いと思います。ソフトバンクのセカンドブランドです。『音声通話有り』のプランしかないため、単純比較ができないので番外編としました。
スマホプランS 音声通話有り (ソフトバンク) | 初期費用 | |
3GB | 2,980円 | 0円 |
※執筆当時は12カ月限定1,000円の割引がありました。
※価格は税抜きです。
まとめ
今回の長女の要求事項からすれば、LINEモバイルが一番ニーズにマッチしている感じです。データ量が1GBの制限に達した場合でもそれでもLINE通話は問題無くできる点はメリットとして大きいように思います。将来的に3GBくらい無いと足りない等なった時はb-mobileやIIJmioにもメリットがあるように思います。
ただ、Y!mobileのようにTVCMを行う企業の場合はやはり少し高い印象です。Y!mobileのメリットは端末にiPhoneを使いたい場合は、端末込みプランが豊富なのでメリットがあると思います。
通信会社の調査はできましたが、端末はどうするのか課題が残っている状態です。次は端末について考えてみたいと思います。