映画の事について書いているので、今回は家電製品についてDVDとブルーレイの違いを分かりやすく、初級編という形で解説します。
初級編
プレーヤーについて
再生機が無ければ、観る事もできません。家にあるのがどれに対応しているのかを調べるには、まずはロゴマークを探してください。
DVDロゴ
DVDの再生可能な本体、ディスクは上記のロゴがあります。ロゴの下部に「VIDEO」等が書いてある事がありますが、どのような種類があるのかは中級編にてお話ししようと思います。
ブルーレイロゴ
ブルーレイの再生可能な本体、ディスクは上記のロゴがあります。
実際の記載例ですが、↓のように記載されています。
この場合はDVDもブルーレイも扱えるドライブになります。一般的にはブルーレイ再生機はDVDも見る事ができますが、DVD再生機はブルーレイは観る事ができないケースがほとんどです。DVDとブルーレイの再生機では、ブルーレイの方が少し高価になります。
ディスクについて
ディスクに関して取扱に気をつけなければいけない点があります。結論からすれば、DVDとブルーレイでは、ブルーレイの方が傷に弱いです。
ブルーレイは傷に弱い!?その理由は保護層の薄さから?
DVDとブルーレイのディスクはどちらも厚みは1.2mmですが、保護層と呼ばれる部分の厚みに違いがあります。DVDは0.6mmありますが、ブルーレイは0.1mmです。要するに、0.1mm以上の傷がついてしまうと、データを記録している記録面まで到達してしまいます。
余談ですが、0.1mmってどれぐらいでしょう?人の髪の毛の太さはおよそ0.07~0.09mmです。なので、人の髪の毛くらいの傷がついてしまうと、ブルーレイの場合は致命傷です。
じゃあ、ディスクを傷から守るためには?
しっかりと「ブルーレイ用」と明記された保管ケースに入れて保管してください。基本的にディスクが接触していないタイプは大丈夫ですが、 不織布タイプの場合は専用品を使うようにしましょう。
画質について
ブルーレイの方がくっきりハッキリとして綺麗に見る事ができます。
イメージにはなりますが、左と右では右の方がはっきり見えます。ブルーレイの方が情報量を多く入れる事ができるため、高精細に見る事が出来ます。
ただし、正しい機器選択と正しい接続方式をした場合の話です。
接続方式の違いについて
接続方式にはいくつか種類があります。コンポジット出力ではブルーレイの最高画質を手にすることはできません。
コンポジットと聞いても、ピンと来ない方もいるかと思います。「黄色・白色・赤色」のケーブルで接続する方式です。
この方式は、アナログ的な変換になりますが、画質が圧縮されてしまっていますので、きれいな画質で見たいならば、HDMIで接続しましょう。
HDMIの端子は最近のテレビやモニタではほとんど付いています。10年くらい前から民生品にも多く採用され普及してきました。解像度や画素数については中級編でお話ししようと思います。
価格や入手性について
在庫数によって販売価格は変わってきますが、定価で一度見てみます。
例えば、2017年に大ヒットした「君の名は。」の希望小売価格について調べてみます。
DVD:スタンダードエディション:3,800円+税
ブルーレイ:スタンダードエディション:4,800円+税
大きな金額ではありませんが、ブルーレイの方が1,000円程高いようです。
レンタルビデオ屋でもDVDとブルーレイではDVDを多めに入荷するそうです。これは、DVDは傷に対して研磨することができるが、ブルーレイは傷に弱いため、破損の時のリスク回避が理由とのことでした。確かにブルーレイプレーヤーでDVDは観る事ができるため、納得です。
まとめ
この部分での話し一覧表にしてみました。
DVD | ブルーレイ | |
画質 ※1 | ○ | ◎ |
傷への耐久性 | ◎ | △ |
価格(ソフト) | ◎ | ○ |
価格(プレーヤー) | ○ | △ |
※1:HDMIケーブル接続の場合
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