dyson風の羽の無い扇風機を厚紙で自作してみました。実際に風も出ます。不思議な形のこの扇風機ですが、そんなに難しい構造ではありません。実際に理屈を分かると簡単に作れてしまいます。
材料
品名 | 個数 | 目安金額 | 備考 |
厚紙(四切サイズ) | 2枚 | 1枚100円くらい | 545mm×395mm |
絵の具 (エナメル絵の具) | 2色 | 1個300円くらい | |
筆(大・中セット) | 各2本 | 1セット250円くらい | |
紙管(ポスター輸送用) | 1本 | 未購入 | |
モーター、ファン | 1セット | 未購入 | 車用の掃除機から 抜き取り |
ペットボトル | 1個 | ゴミを再利用 | 1Lのコーラ |
切り取り図面

※2枚目の厚紙の切り取については、胴体のみとなります。
作り方
1.切り取り図面通りに切り取ります。
2.545mmの長さの真ん中に穴が開いていない方を5度程度角度で少し円錐形状重ね合わせ、いびつな部分ははさみで切り落とし、外周が長い方が輪の内側に合うようにし、ホットボンドで隙間無く接着します。
3.545mmの真ん中に穴が開いている方と輪っかの「2.」で接着しなかった方の外側を同じくホットボンドで接着します。
4.「3.」で接着したパーツと長さが442mmのパーツを接着する。442mmのパーツは輪っかの内側を接着する。
5.「2.」と「4.」のパーツを接着する。
6.外側の44mmの穴と紙管を接着して、ファン(風量)を送る物をくっつけたら完成です。
※動画の詳細欄でも記載しましたが、空気の通り道が少し絞られているため、シロッコファンがお勧めです。ファンの接続部分をもっと広く開けれるならば、羽根式のファンでも大丈夫と思います。
仕組み・原理について
ベンチュリ効果を利用した物になりますが、図を書かないと説明が難しいので、後日、図を書いて説明しようかと考えております。
ベンチュリ効果についてはこちらが詳しく説明されています。
まとめ
羽根が無い扇風機なので、誰もが不思議に思うものですが、原理はさほど難しく無い物です。いかにエネルギーロスを少なくするかは、細かい設計思想にもなります。今回、家で私が作っていて、小学生のわが子の反応が良く、科学技術に興味を持ってもらえました。