DIYで子供部屋の収納棚を作りました。私が住んでいるマンション(子供部屋)は、床から天井までの高さが2600mmのため、SPFの8フィート(2440mm)を使って棚を製作することにしました。作る過程はYoutubeにアップロードしています。こちらのページでは、具体的な道具や購入品についてご紹介致します。
もくじ
棚の構想について
棚を作る時にまず考えるのは「どういう構造にするのか」という事です。棚の設置場所から大きさを決めて、構造や材料を決めます。
棚板の固定方法について
棚板の固定方法の種類について紹介します。今までは「すのこ方式」をよく使っていましたが、今回は「大入れ組手」で棚を作ってみました。
すのこ方式
難易度 | ★ |
強度 | ★★ |
外観 | ★ |
今までの棚でよく使っていましたが、出っ張りが出来てしまうため、下の棚板のスペースを狭くしてしまいます。見た目的にも改善をしたかったため、今回では不採用としました。
L字金具方式
難易度 | ★ |
強度 | ★ |
外観 | なし |
一度も採用したことがありません。理由は金具の金属が見栄えを損なうと思っているからです。金具も目立たない色に塗装してあったりする物もありますが、少し割高だったりもします。
丸ダボ
難易度 | ★★ |
強度 | ★ |
外観 | ★★★ |
リビングに置くプロジェクター用の棚で以前採用したことがあります。ネジが表に出ないので、外観が良いです。しかし強度はダボの分の強度となるため、それほど強くはありません。また、難易度は側板と棚板のダボ穴位置を正確に開ける必要があるため、少し難しいです。
大入れ組手
難易度 | ★★★ |
強度 | ★★★ |
外観 | ★★★ |
金具も無いため見た目に良く、また加工精度が良ければ、強度もしっかり出ます。しかし、加工が難しく難易度は高いです。今回はこの方法で棚を作りました。なお、手作業ではノコとノミ、電動工具では一般的にはトリマーを使用しますが、今回は電気丸ノコを使用して溝を掘りました。
棚の全体図について
棚の全体図をFusion 360で書いてみました。子供たちにも図で見せたことで、棚の使用用途について話しをすることができました。しかし、やはり高さが2440mmというのは高いですよね。ちなみに、その他の寸法は幅は900mm・奥行きは270mmです。
工具について
電動工具は「電気ドリル」と「丸ノコ」をメインで利用しました。あと、「マウスサンダー」を使っています。私が使っているのは下記の工具になります。
電気ドリル
私が利用しているのは、ブラック・アンド・デッカー社のSX3050という物になります。いささか古いためか、生産終了品です。
ブラック・アンド・デッカー社はアメリカのメーカーで、安価な電動工具を発売している会社になります。日本ではマキタとか、海外ではBOSCHとかが一流メーカーですが、購入した時は就職したばっかりで、あまりお金が無かったので、 ブラック・アンド・デッカー社のにしました。(確か、6,980円くらいで買ったように思います)
最近は日本国内でも少しブランディングできたせいか、お値段が高めになってきたので、少々残念だったりもします。
電気丸ノコ
あまり使用頻度が無いため、価格第一で選んだのを覚えています。国内メーカーで有名所は日立工機(現在のHiKOKI)等がありますが、1万円を超えるため、使用頻度の低い工具に1万円はかけたくなかったため、TRADのTCS-165Aを選定しました。コードレスでは無いため、100Vコンセントが必須です。今のところ、電気も無い所で日曜大工をする予定はないですからね。
サンダー
ブラック・アンド・デッカー社 のマウスサンダーKA1000を使っています。これも生産終了で、後継機はKA2000が現在発売中のようです。ちなみに、KA1000を使った感想ですが、集じんがついていますが、やっぱり周りに結構散ってしまいます。気休め程度でしょうか。音に関してはKA1000はかなりうるさいです。
塗料について
塗装は好みが最も分かれる分野だと思います。最近ではワックス・ロウだけというのも流行っていますね。私の場合ですが、ワックス・ロウだと木材の状態で乾かして追加塗りをして味を出すと思っているため、塗料が好きでしょうか。
塗料の中では、私はオスモカラーが好きだったりします。ガチガチ・テカテカに着くのではなく、木らしさを残す形なので、ちょっと高価ですがよく使います。(東急ハンズには売っていましたが、最寄のコー○ンには無いので、残念です)
オスモカラー ウッドワックス #3164 オーク
オスモカラー ノーマルクリア #3101
つっぱり棒(地震対策)について
今回、2600mmの天井高に対し、2440mmの家具を置いた事で、上が160mmの空間となりました。
実は、つっぱり棒(地震対策用)は、200mm以上のラインナップが主になり、200mm以下はあまり選択肢が無かったりします。そんな中、今回は「新工精機 ふんばりくんシリーズ Zタイプ 10㎝~20㎝ 」を選びました。
新工精機 ふんばりくんシリーズ Zタイプ 10㎝~20㎝ですが、実は過去に購入したことがあり、我が家では実績有りだったりします。そして、2018年の大阪府北部地震で我が家は震度5弱で揺れましたが、「ふんばりくん」を使った所は全く問題無かったので、少し高価ではありますが、今回も採用することにしました。
まとめ
今回、非常に高さのある棚を作ることができました。製作は6畳の畳の部屋をめいっぱい使う状況で作りました。さすがに一人では移動ができない大きさになってしまいましたが、移動や設置もできました。
工具も使いようで、立派な日曜大工ができます。カスタマイズした家具の方が、部屋のスペースを有効活用できるため、私個人としてはお勧めです。皆様も一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?